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花言葉は「門出」。スイートピーのリキュールを製造

 上三川町下神主の株式会社カクタ花農場では、スイートピーの花弁を使用したリキュールを販売しています。自社HPと「おいでよ!とちぎ館」、JR宇都宮駅の物産館「とちびより」で購入できます。

 「スイートピーは食用可能なエディブルフラワー。魅力を通年楽しんで欲しいと考え、小山市の西堀酒造株式会社に製造を依頼した」と話す角田盛一代表。約5万本のスイートピーから花弁を手摘みし、100ℓの蒸留酒に1か月漬け込み製造しました。

 農場は加温ハウス5棟78a、露地と雨よけハウス8棟を合わせ100aあります。2010年に法人化しました。「花を通じて購入者に幸せな時間を届ける」をモットーに、スイートピーをメインにケイトウ、ジニアなど四季を通じて様々な花を生産しています。


 スイートピーは9月に播種し翌年4月まで収穫します。「棟高の高いハウスで温度変化を緩やかにし、花にストレスを与えないようにしている。スイートピーは低温を好むため、暖房は厳冬期でも5度に設定し、凍る寸前の温度で管理している」と角田代表。豊富な日照量と安定した低温は、病害虫に強い高品質な花の生産に繋がっているといいます。


 食用でもあるため農薬の使用を可能な限り抑え、有機肥料を中心に使用しています。「スイートピーはマメ科の植物で連作障害が出やすいが、太陽熱消毒のみで土壌消毒を行っている。かえって枝が暴れず、安定した環境で栽培できている」と角田代表。

 「スイートピーのリキュールには、白ワインと同程度のポリフェノールが含まれている。花言葉は『門出』で、ブライダルやお祝いの席にぴったり。ぜひ味わってみてほしいですね」と笑顔を見せます。

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