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自社産しょうがが粥に 足利市の魅力をPR

 足利市名草中町の遠藤漬物代表、遠藤茂太さん(72)は、ショウガ1ha、ウコン10aなどを栽培し、加工・販売を行っています。2021年からは市の「名草里山地域活性化事業」に参加し、2023年3月には遠藤漬物のショウガやウコンが使用された「名草米のしょうが粥」が発売されました。

 遠藤漬物は従業員5名。辛みが強い生食用ショウガ「三州」を作付けしています。「名草地区は中山間地に位置し、耕地面積が確保しにくい場所。明治期から換金作物としてショウガの栽培が盛んだったと聞いている」と遠藤さんは話します。


 1年で連作障害が発生するため、ローテーション栽培を行っています。紅ショウガなどに加工し、群馬県桐生市の常連客や市の「JA足利新鮮野菜直売所あんあん弥生」、群馬県舘林市の「JA邑楽館林農産物直売所ぽんぽこ」などの直売所に出荷しているとのこと。


 「名草米のしょうが粥」は、市の魅力を広くPRする「足利みらい応援大使」である中華料理シェフがレシピ開発を手掛けました。市内の株式会社ふ~でゅ~すが製造し、直営店舗「味工房ふ~でゅ~す」で販売するほか、市のふるさと納税返礼品としても入手できます。


 株式会社ふ~でゅ~すは2017年開業。「地産地製」をモットーとし、「輸入の食材に頼らず、地産地消のものづくりをしたい」との思いから、主に県内の特産品を用いた商品を製造販売しています。



 






 「名草米のしょうが粥」に使用する米は、遠藤さんも所属する名草集落営農組合で収穫された米。店長の吉田茂隆さん(72)は、「さっぱりと食べやすい味。食欲のないときにも食べられる」と話す。遠藤さんは「ピリッとしたショウガの味が感じられる商品。新名物で名草地区が活性化されれば」と笑顔で話します。

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