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トマトでJGAP取得 関東・中部の農高で初

県立宇都宮白楊高等学校(宇都宮市今泉)はこのほど、トマト栽培で、農業生産工程管理の一つ「JGAP」認証を取得しました。関東・中部地方の農業高校では初の快挙です。


 トマトは2.5aのハウス1棟を使い「CF桃太郎はるか」を栽培。昨夏から認証取得を検討した際、時期的に最適と判断しトマトを選定しました。

 JGAPは食品事故などの問題を農場が未然に防ぐための生産管理手法の一つ。一般社団法人日本GAP協会(東京都千代田区)が認証します。


農薬・農機具などの適正管理、作業者の衛生・安全管理など認証取得には100を超える適正基準をクリアする必要があります。取得後は食への安全面向上などが期待されます。


 農業経営科野菜分会3年の田中亮弥さん(17)は「限られた時間でしたが、野菜分会以外の人たちも手伝ってくれ、取得できました。整備などへの時間の使い方も学べ、良い経験ができました」と話します。


 2020年の東京五輪・パラリンピックで扱う食材は、JGAPなどの取得を調達要件としているため、同校は同大会への食材提供にも意欲を見せています。


同校・橋本智農場長(50)は「トマト以外の品目でもJGAP認証取得を目指したいです。生徒たちが認証取得で得た経験は将来、必ず役に立つと思っています」と話します。

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