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マンゴーのボックス栽培 根域制限し糖度15度以上に

 宇都宮市今里町の手塚農園(園主=手塚安則さん、64歳)では、アップルマンゴーとキーツマンゴーを中心に、マンゴーを13a栽培しています。


 ボックス栽培を採用しており、「金煌(きんこう)」、「玉文(ぎょくぶん)」など珍しい品種も含め、ハウス内には約200個のボックスが並びます。

 ボックス栽培とは、同市の「こまき園」で実施されている根域制限栽培技術。「全国ボックス栽培研究会」には、全国で会員約60人が所属しています。根がボックス内にとどまるため、養分が散らず、高い糖度が期待でき、同園のマンゴーは糖度15度以上を維持しています。

「ボックスは約200個あります」と敏子さん

 栽培を担当するのは安則さんの妻・敏子さん(62)。2015年度に県の女性農業士に認定されました。「そこで初めて、農業に従事する女性達が、豊かな発想と工夫で活躍しているのを目にしました」と当時を振り返ります。


ちょうど、こまき園でマンゴーを試食する機会があり、その甘さや食感に感動し、マンゴー栽培を始めたといいます。

 直売所とネット通販でほとんど完売してしまうという。マンゴーが名産の沖縄県や宮崎県などからも取り寄せの注文が入るといいます。


 一度冷蔵すると追熟が止まってしまうため、商品には常温保存する日数を書いたメモ用紙を入れています。敏子さんは「一番おいしいタイミングで味わって欲しい」と話します。

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