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自動運転田植機を22年産で導入 労働力削減と時短に期待


 宇都宮市駒生町の林常夫さんは、今年の水稲15haの移植に向け、自動運転田植機を購入。労働力の削減や作業時間の短縮に期待します。

「新しいことに積極的に取り組んでいきたいです」と林さん

 昨年6月に真岡市で開かれた田植機実演会に参加。そこで自動運転の素晴らしさを実感し、購入しました。「真っすぐに植えるのは技術と労力が必要です。自動運転には、今後の農業を変えていく夢があると思いました」と林さん。

8条植えの自動運転田植機

 購入した自動運転田植機(株式会社クボタ製NW8SA)は、衛星利用測位システム(GPS)と8つのカメラで位置を測定。圃場を1周してマップを作成した後、植え付け開始点から自動運転を開始すれば自動で移植作業を行います。


 どんな地形の圃場でも直線に移植でき、条間調整機能や施肥ムラ軽減機能などのオート制御機能が豊富。障害物検知や運転エリアを逸脱すると、自動運転が停止するので安全面も問題がありません。


 「水稲農家は高齢化や人手不足が深刻なので、移植作業が1人でできるため非常に助かります」と林さん。「移植前にマップ作成を済ませてしまえば、自動運転を開始するだけなので、とても便利ですね。4月中旬に予定している田植えがとても楽しみです」と笑顔で話します。


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