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栃木獺祭サミット 高品質「山田錦」へ コンテストを開催

 「栃木獺祭サミット2019」がこのほど、下野市田中の株式会社山田錦栽培研究所(海老原寛明代表取締役社長、32歳)主催の下、日光市鬼怒川温泉滝の鬼怒川温泉ホテルで開催されました。

「全国、地域を超えてこのコンテストに挑戦していただきたいです」と話す桜井会長

 このサミットは日本酒「獺祭」の原料となる山田錦の生産振興を図ることが目的です。蔵元の旭酒造株式会社(山口県岩国市)や県内の山田錦生産者をはじめ、販売者や料理人など関係者が一堂に会しました。


 同社の桜井博志代表取締役会長は「最高の獺祭をつくるために、最高の山田錦が欲しい。兵庫県特A地区の特上米を超える米を」と山田錦コンテストの構想を明らかにしました。 

関係者が情報交換を行った

 本年産から実施予定のコンテストは、50俵以上を1ロットとし整粒歩合99%以上、心白率80%以上を品質の目標に想定しました。胴割れや未熟粒、その他被害粒などの項目については今後詳細が決まります。生産者は来年1月中旬までに山田錦を出荷、品質を満たすものを機械分析し、生産者がわからない状態で評価を行います。


 桜井会長が「1位の山田錦は1俵50万円。1位は2500万円以上での買い取りになります」と話すと会場はどよめきに包まれました。


本年産から山田錦の栽培を始める大田原市の松本祐樹さんは、「栽培の難しさはあるが挑戦したいです」と意欲を燃やします。

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