top of page
検索

収入保険 加入申請が開始 不測の事態に備えを

最高補償に引き上げ

 「つなぎ融資のおかげで、収入が減少しても設備投資や経費の支払いなど恒常的な支出に充てることが出来るので、経営が安定して安心です」と話すのは、上三川町上郷の鶴見明弘さん(46)。ハウストマト93aを栽培します。

「加入しておいて良かったですね」と話す鶴見さん

 年々下がるトマトの価格を考慮して、補償の基礎となる基準収入金額が高いうちに加入しておいた方が良いと判断。2019年から収入保険に加入しています。


 「初めて収入保険の話を聞いたときは素晴らしい保険だと思いましたが、初年度の積立金の負担が大きく、加入しようか悩みました。NOSAI職員と相談し、支払率を7割にすることで負担が抑えられたので加入しました」と話します。


 2020年は積立金の負担が減ったため、当初の予定通りに支払率を最高の9割に上げて補償を充実させました。



増える異常気象 制度は不可欠


 同年は新型コロナウイルスの影響で外食向けトマトの需要が減ったため、価格が下落。収入が3割ほど減少しました。人件費や機材のリース支払いに充当するため、今年2月につなぎ融資を申請。同月末に融資を受けました。


「つなぎ融資は手続きが簡単で、申請して1カ月かからずに融資が下り、経費の支払いに充てられたので大変助かりました」と話します。つなぎ融資とは、補てん金の受け取りが見込まれる減収が発生した場合に、補てん金見込額の8割までを無利子で融資が受けられます。


 鶴見さんは「コロナ禍による不安定な経済情勢がいつまで続くか分からないです。近年は集中豪雨など異常気象が多いので、安心して経営していくには収入保険の加入は不可欠ですね」と話しています。




bottom of page