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「ヒル凝固剤®」を開発

 佐野市戸奈良町の中里司さん(67)が開発し、今年6月に特許を取得したヒル・ナメクジ用の「ヒル凝固剤®ツカサダウンヒル」が農作業などで一役買っています。中里さんは「アイデアは突然のひらめきですが、試行錯誤を重ねて特許取得にいたりました」とほほ笑みます。

 昨年、千葉市の幕張メッセで行われた商談会で、製塩業者からニガリの利用方法についてアイデアを求められたのが製品開発のきっかけです。ニガリのタンパク質凝固作用に着目し、ヤマビルにニガリを掛けたところ動かなくなったことから製品化を決意しました。


 ツカサダウンヒルは人体に無害な塩化マグネシウムを主成分とし、ヒルなどが侵入しやすい襟元や手袋、靴などに吹き掛けて使用します。中里さんは「ヒルの一部が触れただけで効果を発揮します」と力強く話します。


 県内だけでなく福岡県や兵庫県、京都府、神奈川県からも注文があり昨年だけで1,000本ほど売れたといいます。


 ツカサダウンヒルは500mL 3,600円(税別)、100mL 1,000円(税別)があり、中里さんの息子・延弘さん(43)が代表を務める佐野大黒屋で販売しています。中里さんは「人と環境に無毒のヒル凝固剤なので、ヒルに困っている方々に使ってもらえれば」と話します。


問い合わせ先 :佐野大黒屋 TEL/FAX 0283‐62-2087

インターネット:ツカサダウンヒルで検索

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