栃木県の産業振興に長年貢献したとして、栃木県農業共済組合(NOSAIとちぎ)の人見二三夫理事(65歳、那須塩原市青木)が栃木県産業振興功労賞を受賞し、伝達式が6月15日、県公館大会議室で行われました。
この賞は栃木県の産業や経済の振興に貢献した個人または団体を表彰するもの。本年度は各種功労者45人(うち産業振興功労賞6人)、優良団体4団体が受賞し、福田富一県知事が表彰状などを手渡しました。

人見理事は1995年5月に那須北農業共済組合(当時)の理事に就任。その後、副組合長理事、組合長理事を経て、今年4月から栃木県農業共済組合の理事を務めています。那須塩原市農業委員会委員にも選ばれ、地域の酪農業の仲間からも信頼が厚いです。
家業の酪農は成乳牛46頭と育成牛26頭を飼養し、共進会の資格審査も持っているため、日々、仲間とともに牛群改良に貢献しています。
人見理事は受賞について「身が引き締まる思いをしています」と喜ぶ一方、農業の担い手の減少や海外からの農産物輸入の増加など、農業を取り巻く情勢が厳しいことに触れ、「今まで以上に本県の酪農業の振興に貢献できるように頑張りたい」と力強く話しました。