鹿沼市野尻のブルーベリー農園直営「里のカフェはな」では、5年前のオープン以来定期的にトマトフェアを開催しています。
店長の吉田光春さん、信子さん夫妻はIターン就農。光春さんは「転勤の多い仕事だったので故郷を作りたかった」と話し、県農業大学校の就農準備校「とちぎ農業未来塾」に通い市の菜園付き住宅を購入しました。
ブルーベリー栽培を始めたきっかけについて、信子さんは「以前庭でブルーベリーを育てジャムを作ったことがありました。少量でも子供たちがとても喜んでいて、それがずっと心にありました」と話します。現在は日本ブルーベリー協会と栃木県ブルーベリー研究会に所属し15aで200本を栽培。カフェでジャムやジュースに加工し提供しています。

カフェでは3月にトマト、8月にブルーベリー、12月に黒豆など様々な食材を使ったフェアを開催しています。店舗は野尻直売所の隣にあり、トマトを出荷する生産者たちとレシピを考案します。生産者からも「レシピの考案に携われて生産の励みになる」「直接お客様の感想が聞けて生産の参考になる」などの声が寄せられています。
光春さんは「地域の良さが伝わる店舗を目指しています」と話し、信子さんは「地産地消を目指し、地域を活発にする活動をしたい」と目標を語ってくれました。