栃木市岩舟町にあるやまこ産業株式会社(小倉美恵子代表取締役)で製造販売している、有機原料のみを使用した土壌改良材「リヴァイブ大地」が好評です。

やまこ産業は1973年に創業。学校給食の残菜やスナック菓子の工場から出た規格外品を原料に飼料や有機質肥料、土壌改良材の製造など、有機資源リサイクル事業を行っています。
「有機肥料や土壌改良材を製造し始めた20年ほど前は、良質な動植物由来の有機肥料があまりないということで、自社原料を活かせることもあり、有機リサイクル事業としてこれらの製造を始めました」と小倉久緒営業部長は話します。
リヴァイブ大地は、菌体コンポストに植物油かす、天然腐植(腐植酸)、植物草木灰を加え、ペレット状したもの。JAS有機農産物の適合資材としての認証を受けています。
施用後、土壌中で適度の水分状態と地温の上昇が重なる、リヴァイブ大地は在来土壌菌とともに、二次発酵を急速に開始。土が軟らかくなり、団粒化を促します。保肥力と保水性、通気性を改善され、毛細根や根群の発育と伸長が促進されます。
小倉営業部長は「生産者からは『根や茎、葉がしっかりして、連作による障害が少なくなりました』、『作物の食味もよくなりました』などと好評をいただいています」と、その効果を説明します。
今後は「JAなどを通じて多くの農家の方にご使用いただいていますが、もっと多くの生産者に知ってもらい、より良い作物を作る手助けになればと考えています」と話します。