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クリムソンクローバー 今年から作付け 飼料用米の緑肥に

 鹿沼市南摩の矢口有良さんは、同市油田町の水稲圃場4.7haでクリムソンクローバーを栽培しています。


 クリムソンクローバーはベニバナツメクサとも呼ばれるマメ科の多年草。20~60cmの高さで、先端に5~7cmほどの赤い花をつけます。

水田で栽培するクリムソンクローバー

 矢口さん方では10月下旬に播種し、花が開花する翌4月下旬から5月上旬にかけ、同市村井町の黒田養蜂園(黒田雄一代表取締役)が蜂を放し、採蜜を行います。5月下旬にはロータリーでそのまま耕起し、飼料用米の肥料として緑肥利用する予定です。

 2016~2018年度まではレンゲソウを栽培し、同様に緑肥利用を試みましたが、アブラムシやコナジラミなどの虫害により花が全滅。今年から虫害に強いクリムソンクローバーに切り替えましたが、今のところ虫の発生も少なく抑えられています。 

 矢口さんは「クリムソンクローバーを植えるのは初めてのことなので、水稲にどのように作用するのかはまだ分からないです。不安もありますが、この方法ならば、肥料代を節約できるという点で期待もあります」と力を込めます。

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