「友人とするバーベキューの野菜を自分で栽培しようと思ったことが就農のきっかけですかね」と笑顔で話すのは、那須塩原市佐野の「にへいふぁ~む」の仁平仁代表(36)。13年前に就農しました。
現在、水稲7haは両親が、野菜80aは仁平代表がそれぞれメインで栽培しています。

少量多品目の野菜を農薬と化成肥料を使わずに栽培します。
ニンジンやダイコン、サツマイモなど季節の野菜の他、アブラナ科のベビーサラダ「レッドマスタード」やパクチーなど比較的珍しいものも含め、年間100種類以上を栽培しています。
虫よけには、アルコール度数の強い酒類にトウガラシの煮汁と牛乳を混ぜたものを希釈して使います。
「野菜に影響もなく、夏場の病害虫対策もばっちりです。肥料も自作で、海産物の煮汁と特定の酒類を混ぜて希釈して使用します。特に、なりものは味が全然違いますよ」と仁平代表は話します。
市内の飲食店や直売所に出荷する他、庭先販売やインターネット販売を行います。
仁平代表は「同じ志を持った方たちと、地元の野菜をアピールできる組織を立ち上げたいです」と意気込みます。