都賀の座敷箒 市内で唯一製造

 栃木市都賀町の荒木時三商店では、県の伝統工芸品「都賀の座敷箒」を60年以上製作しています。製作するのは県伝統工芸士の荒木トクさんと息子の由和さん。同商店の箒は1997年に県の伝統工芸品に認定され、2014年には栃木市の小江戸ブランドにも認定されました。

 「息子と作業を分担していますが、種類によっては1本に2日かかります。50年ほど前まではほとんどの農家では農閑期に箒を作っていた。今は市内でここだけです」とトクさん。材料となるホウキモロコシの栽培農家も減少し、今は近隣の農家に栽培してもらっているといいます。


 「柄の付け根が膨らんだ県伝統の『はまぐり型箒』や、一般的な『東京型箒』をメインに製造しています。障子の桟やサッシの溝を掃くのにぴったりの小箒も売れ筋ですね」と話す由和さん。


百貨店などでの催事や実演・出張販売の他に、市の観光施設「都賀の里」や通信販売サイト「エフネットプラザ」で2,000円代から販売しています。


 由和さんによると、おみやげや結婚、新築祝い、『はまぐり型箒』は正月の縁起物(末廣がり)として喜ばれるといいます。


「小箒は床屋や蕎麦屋などにもオススメです。お客様から『40~50年使用している』との話も頂きます。畳はもちろん、板間、絨毯、最後は屋外と使っていただけますよ」と話してくれました。

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