農業で地域を元気に

 今年4月、佐野市閑馬町で「地域づくりを考えて行動に結びつけるための団体」として閑援隊が結成されました。“より良い環境で明るく楽しく健康で日々暮らし続ける環境づくり”を目指し、今年度は耕作放棄地減少に取り組みます。


川元功史隊長(43)は「地域活性化を図り、子供たちには地元を愛してほしいです。その一つの方法が農業であり、耕作放棄地の解消と考えています」と力強く話します。

 自然豊かで里山の風景を残す閑馬町。しかし、人口減少や高齢化が進み、耕地を手放す人が多いのが現状だといいます。閑援隊は、そんな閑馬町を愛する22人から成ります。大阪府や京都府などほとんどが県外からの移住組です。

 「専業農家が2人いますが、私を含めた20人は非農家です。目の前の作業をやりながら農業を覚えているところです」と川元隊長。


現在、22aの耕作放棄地に水稲、8aの畑にカボチャ、オクラなどを作付けしています。収穫された米は隊員1人に約30kg配布される見込みです。


 閑援隊は5月に、閑馬町の閑馬小学校前の22aの耕作放棄地を整備して田植えしました。6月にはサウジアラビア人14人を招き、餅つきやカボチャの定植などを行いました。


 川元隊長は「7月には閑馬小学校の総合学習の時間で、環境問題について講義させてもらいました」と話します。


9月下旬には同校5年生11人を対象にした稲刈り体験を同校前の圃場22aで実施しました。


同校の亀田哲夫校長(55)は「2年後には小学校は統廃合されてしまいます。体験を通して、自然の恩恵や感謝の気持ちを学んでほしいですね」と話します。


 川元隊長は「隊員を増やしつつ、耕作放棄地解消に取り組んでいきます。また、閑馬小学校を地域コミュニケーションの場な

どに活用できれば」と決意をにじませます。


今後は法人化も視野に入れ活動していく方針です。 

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