農園民泊 安らぎの時間を

 東京都出身の庄山政夫さん(56)は、那須郡那珂川町の「高手の里」制度を利用し5年前に町へ移住しました。3年前から同町片平で農園民泊「菜花の庄」を営んでいます。民泊内の食事処「囲炉裏カフェ心」では、自家菜園「菜花農園」で収穫された体に優しい季節の野菜が並びます。

 庄山さんは東京都足立区出身。子供の頃から自然やペンション経営に興味があり、農業スクールやペンションスクールで経営ノウハウを勉強していましたが、東日本大震災を機に勤めていた建設会社を早期退職しました。


テレビで同町への居住を希望する者に住宅用地を20年間無償で貸し出す同町の高手の里制度を見た事をきっかけに、5年前に移住し菜花の庄をオープンしました。


 片平地区は「とちぎふるさと田園風景百選」の認定地です。菜花の庄の敷地は約800坪で、築120年以上の囲炉裏付き古民家が、8畳2間と6畳2間を中心に近代的にリフォームされています。

 「菜花の庄」の理念は「安らいでもらうこと」。


「地元の方も都会から来た方も、静かな環境で心を落ち着けてもらいたいですね」と庄山さんは話します。囲炉裏カフェ心では、野菜ソムリエとヘルスフードマイスターの資格を生かし、地産地消を心掛け季節の自然食を月替わりで提供しています。

 農業も全くの未経験だったという庄山さんですが、今では有機農業者集団「チャレンジクラブ若あゆ」に所属しています。所有する田畑計70aで農薬と化学肥料不使用を心がけた米や野菜を栽培しています。

 「初めは農家の方に民泊で野菜を使用したいとご相談し、それから農業についてもコツを教えて貰いました」と庄山さん。相互利益の形で次第に町の方に受け入れられたといいます。


 「手が回らなくなってしまうので今は宣伝を控えていますが、食事処などは地域の方の口コミから東京都や神奈川県のお客さまにもお越しいただいております」と人と人とのつながりに笑顔を見せます。


 庄山さんはグリーンツーリズム・インストラクターの資格もあり、年間を通して多くの子供たちを農業体験や夏野菜の収穫体験などで受け入れています。


「会社員時代とは異なり、自分の力で生きていかなければならないということを肝に銘じて経営しています。お客さまには、ここ片平地区の風光明媚な自然の中で心を癒し、健康増進に役立ててほしいですね」と話します。



農園民泊「菜花の庄」:1度に1組、正月三が日を除いてほぼ年中無休

食事処「囲炉裏カフェ心」:11:30~14:00 18:00~21:00(完全予約制)

TEL:0287‐82‐7555

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