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観光イチゴ園 高速道路近くの立地生かして 

 東北自動車道佐野藤岡ICから国道50号線を水戸市方面に向かい、小山市に入って最初の立体交差点を左折し900mほど進むと右側にイチゴハウスが見えます。それが「いちごの里」です。約14haの敷地にはハウスが150棟あり、レストランやマルシェ、カフェなども併設する、まさにイチゴのテーマパークと言えます。

 「農業生産法人有限会社いちごの里湯本農場(小黒昇巳代表取締役、64歳)」が経営する小山市のいちごの里は1998年にオープンし、今年で20周年を迎えます。


 今年のイチゴ狩りは「スカイベリー」100棟と「とちおとめ」40棟で展開しており、スイーツなどに使用する品種として「なつおとめ」を6棟、「とちひめ」を2棟で栽培します。


県生産振興課担当者は「観光いちご園としてもそうですが、スカイベリーの栽培面積も県内最大級です」と話します。

 同社企画営業部の川村雅子主任は「スカイベリーの摘み取りをここまで大規模にやっている所は、なかなか無いのでぜひ召し上がっていただきたいですね」とほほ笑みます。


 いちごの里では一部を除き今年産から不耕起栽培を行います。イチゴ栽培担当で同社生産部の加藤充彦主任(58)は「土を耕さないため労力軽減とコストカットに一役買っています。品質が最優先なので、施肥や綿密な作業計画を作ることを重要視しています」と話します。


 カフェ「アンジェ・フレーゼ」の人気商品「天使のパンケーキ」は、いちごの里のとちおとめの他、県産小麦「イワイノダイチ」や鹿沼市産のブランド卵「山麓卵」を使います。


甘さ控えめのホイップクリームとイチゴの相性は抜群です。



 「イチゴのシュークリームもお薦めです。イチゴを使った商品にはどれも自信があります」と川村主任。スイーツ工房「ベリーベリーマルシェ」のイチゴのシュークリームは、夏季はなつおとめ、冬季はとちおとめを使い、季節によって品種を変えます。この他「畑の苺バウム」などイチゴを使用したスイーツを中心に製造・販売を行います。

 小黒代表は「いちごの里の成長が地元小山市、そして栃木県の活性化につながるよう、日々努力を重ねていきます」と意気込みます。



問い合わせ先:

 いちごの里

  住所:小山市大川島408

  TEL:0285-33-1070(イチゴ狩りの予約)

  イチゴ狩り30分の食べ放題は電話またはホームページからの完全予約制で持ち帰りは不可。

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