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菌床きくらげ 自動散水機導入

 「食感が良く、味にくせがないので調理しやすいのが特徴ですね」と話すのは、大田原市若草の江連信行さん(67)。菌床キクラゲの栽培を始めて、今年で3年目です。


江連さんは長年、原木しいたけの栽培いていましたが、東京電力福島第1原発事故の影響で栽培を断念しました。模索する中、菌床キクラゲに出会いました。

 シイタケ栽培で使用していたハウスや水槽、乾燥機などを利用。販売の割合は、生キクラゲが3割、乾燥キクラゲは7割合です。


 栽培は6月から10月。温度と湿度管理に気を配り、夏の暑い日には5、6回散水します。今年、自動散水機を導入。


水分を均等に与えることができるとともに、省力化につながりました。


 江連さんは食楽会グループ(和久英雄代表)に所属し、現地検討会など情報交換を行い、仲間と共に栽培技術の向上を図っています。


販売時には共通のシールを貼って店頭に並べます。

 キクラゲは、寒いと育ちません。そのため、冬場は乾燥キクラゲの販売の他、菌床ナメコの栽培し販売します。


 現在、道の駅やスーパーなど4カ所に出荷する江連さん。「来年は今年以上に回転良く収穫できれば良いですね。田んぼの作業もあるので、両立できる範囲で規模拡大をしていきたい」と話しています。

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