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自家生乳で有塩発酵バター 町のブランド品に

 市貝町の市貝町酪農婦人部では、2017年7月より有塩発酵の「おらげバター(110g 税込650円)」を道の駅サシバの里いちかいで販売しています。


 きっかけは那須町の「森林ノ牧場」でバター製造を見学したことです。「始めは『自分達の牧場で搾った生乳でバターを作れたらいいね』なんて軽い気持ちで話していました」と同部の永嶋志保子部長は笑います。

 市貝町や芳賀振興事務所から同町のブランドとして売り出してはどうかと話があり、本格的に同牧場に製造を委託。この夏、販売にこぎ着けました。


 同部部員の夫が代表を務める永嶋牧場(永島繁社長)とコージーファーム(大瀧信夫代表)の生乳を、1カ月100L前後納品し、30~40個の製品にしてもらっています。「1Lあたりから約35gしか作れないので、道の駅で見かけた際はラッキーと思って買ってみてください」と同部の大瀧博子さんは話します。

 「おらげバター」は市販のバターよりナイフが入りやすく伸びも良く、焦がすと良い香りが出る点が特徴で、クッキーなどの焼き菓子にもお薦めです。乳酸菌が入っているのでまろやかで豊かな風味が楽しめます。


「今まで、私たち酪農家が消費者の声を直接聞くというのは難しかったです。『おらげバター』はそれが聞けるのでとてもうれしいです。続けられる限り続けていきたいです」と永嶋部長は話します。

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