鹿沼市茂呂の髙木義枝さん(=「コシヒカリ」40a)方では、バラ約350株の剪定作業がヤマ場を迎えています。
髙木さんは農業団体の退職を機にバラの栽培を始め、現在は庭16aに「イングリッシュローズ」や「ゴールデンセレブレーション」など約150種を定植しています。「とにかく病気を出さないように気を配っています」と話します。

黒星病を防止するため秋季から冬季防除として殺菌剤の散布を徹底的に行います。昨年からは、一部で木酢液を試験的に導入しました。
土壌には熔成リン肥やケイ酸カルシウムなどの化成肥料の他、雑草対策も兼ね堆肥をふんだんに与えます。保水性、通気性の高い鹿沼土に挿し木しポットへ移植、30cmほどになったら庭へ定植します。見頃は5月下旬から霜が降りる12月頃まで。
妻の広子さんは「友人知人とも、バラを通してコミュニティがさらに広がった」と笑います。髙木さんは「周辺が宅地なので、面積を増やすことは考えていません。病気を出さずに、毎年、奇麗な花と良い香りを楽しみたいですね」と話してくれました。