宇都宮市新里町の株式会社グルメコンガーズは、同町の伝統野菜「新里ねぎ」のドレッシングとディップソースを製造し販売します。折本明希子代表取締役は「食べることを楽しみに感じてもらえるような商品を作っていきたいです」と笑顔を見せます。

同社の主力商品の「ぜいたく新里ねぎドレッシング」「ぜいたく新里ねぎdip sauce」は、新里ねぎの知名度アップに貢献するよう誕生しました。
ドレッシングは150mL税込み630円で、味は「塩&シャンパンビネガー」「醤油&バルサミコ酢」「にんじん&りんご酢」。
ディップソースは120g税込み540円で、味は「旨辛味噌」「味噌マヨ」があります。
折本代表は「ドレッシングの全体量の約3割は新里ねぎです。ディップソースは新里ねぎとみそを合わせた調味料で、スティック野菜だけでなくご飯お供や炒め物の味付けにもぜひ」と笑顔で話します。
新里ねぎは江戸時代から自家採種で栽培されてきた伝統野菜。
一般的な根深ネギと比べ、甘みがあり柔らかく、軟白部が弓なりに曲がっているのが最大の特徴です。今年5月には栃木県では初、全国で35品目の地理的表示(GI)保護制度登録を果たしました。GI制度登録により他産品との差別化が図れる他、価格の維持向上にも期待ができます。


同社取締役で新里ねぎ生産者の麦島弘文さんは「弓なりに曲げるため、8月に1度掘り起し、斜めに植え直します。軟白部が出たらそこを覆うように土を掛け、12月の収穫までこの作業を続けます」と話します。
インターネット販売を手掛けていた折本代表や麦島さん、株式会社スズキプレシオン(鹿沼市野尻)の鈴木庸介会長らによって、2013年12月にグルメコンガーズを設立。
昨年、同社事務所の敷地内に無添加シフォンケーキなどを製造し、販売する「guenon」もオープンさせました。
折本代表は「商品は安心・安全・味はもちろんですが、デザインなども重要です。試行錯誤し楽しみながら新商品開発を行っています」と話しています。