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伝統野菜「野口の水掛菜」が献立に

 日光市では、地産地消の推進と伝統文化の保存・継承のため、学校給食に毎月「旬の食材」を設定し、同市産の野菜や豚肉などを使用した献立を提供しています。

 1月末には全校生徒22人の市立小来川小中学校で、同市野口地区で栽培される「野口の水掛菜(野口菜)」が登場。約1キロが味噌汁として振る舞われました。



 野口菜はコマツナに似たアブラナ科の冬野菜。約400年前、日光東照宮の建立の際に静岡県御殿場市から野口地区にもたらされたとされ、畝間に12度前後の伏流水を流し、水の保温力で凍結を防ぎ栽培されます。 


葉は大きく厚めで、えぐみや苦みが少なく生食にも向いています。ビニールハウスなどがなかった時代には冬季の貴重な青菜でしたが、1949年の今市地震で湧き水が減少し、栽培面積が激減しました。


 1999年からは野口地区の農家5戸で「野口水掛菜保存会」を組織し、栽培を県営日光だいや川公園内の体験農場約6.7アールに集約。自家消費を目的として栽培するほか、体験への参加者22名を対象に栽培のノウハウを提供し、保存活動を行っています。




 






 近年は近隣の菜の花との交雑が進み、種の

保存が課題といいます。野口地区の福田利雄さんは、「野口菜の種と農法は、先人から脈々と継承されてきたもの。途絶えさせることなく将来に伝えていきたい」と意欲を見せます。


 給食に提供された野口菜も体験農場産。6年生の星野蒼空くんは、「鮮度がよく、シャキシャキとした歯ごたえがおいしかった」と笑顔を見せます。橋本静夫校長は「私も実際に食べたのは初めて。地産地消への取り組みを通じ、地元の歴史や風土などに興味を持ってくれれば」と話いします。

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