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人の輪で広がる 地域農業を多方面から盛り上げ

 「仕事をつくる」「仲間をつくる」「未来をつくる」を合言葉に、足利市県町を盛り上げる活動に取り組む「NPO法人あがた農楽園」。2023年2月には農村振興の成果を評価され第四回栃木県農業大賞を受賞しました。理事長を務める石川隆道さんは、「メンバーの持つ技能と、そこから広がる人脈が財産です」と話します。


 あがた農楽園は2020年に県町の農家15人を中心に創設されました。現在メンバーは22人で、活動に共感する賛助会員は160人以上にのぼります。活動の柱となるのは3つの「つくる」です。

 一つ目の「仕事をつくる」では、地区の遊休農地や離農により使用されなくなったハウスなど計約1.4haに、ジャガイモやスナップエンドウなどの農園を開設。高齢者や障がいのある人へ就労の機会を提供しています。






 「市の社会福祉法人渡良瀬会がパートナーです。施設の職員や高齢者が指導し、主に水やりや施肥を任せています。スナップエンドウをピクルスに加工してもらうことで、周年を通じ働くことができています」と石川理事長。収穫したスナップエンドウは市場に出荷し、加工品は渡良瀬会運営の「コミュニティーカフェよこまち」で販売しています。

 

 二つ目の「仲間をつくる」は、共に働く仲間の輪を広げていく取り組み。理事の廣田曻さんは「メンバーには鉄工所を経営している方がいたり、役場を退職した方がいたり、さまざまな経歴を持つ方がいて面白い。それぞれの技能を生かして貢献してくれています」と話します。

 荒地を開拓したコスモス畑でイベントを開催するほか、地域の保育園児や中学生によるジャガイモやサツマイモの収穫体験も受け入れ、世代を超えた交流も行っています。


 三つ目の「未来をつくる」は、生きがいを持てる場の創出が目的です。法人でヤギを3頭飼養し、飼育小屋「ゴートパーク」を東武伊勢崎線県駅の南側に設置し地域に開放しています。 メンバーの今井佳子さんは、「世話をしたくて朝早くからメンバーや近隣の方が集まっています。わざわざ電車から降りて見に来てくれる人もいて、生きがいを感じています」とほほ笑みます。


 法人化前に、ゴートパーク西の公園をイルミネーションで飾ったことが活動の始まりだったという石川理事長。「今後は一般の方にも飾り付けに参加してもらうイベントなどを考えている」といいます。

 「法人化し活動を広げてきたが、どれも人と人のネットワークが根底にある」と話す石川理事長。「それぞれ本職があり忙しい中でも、声をかければ集まってくれる。せっかく始めた活動なので、力の続く限り継続していきたい」と笑顔を見せます。

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