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ブームスプレーヤー改造 大容量の粒剤タンク搭載

 那須塩原市小結で水稲「コシヒカリ」2.4haと「里のほほえみ」4.8haを作付けする人見基義(ひとみ・もとよし)さん(74)。ブームスプレーヤーに大容量の粒剤タンクを搭載し、追肥用の粒剤散布を軽労化できる散布車を自作しました。


動力散布機も利用 高車高 稲に触れず視界良く


 人見さんのモットーは”おいしく、たくさん収穫できる米”を作ること。収穫した作物は、那須塩原市黒磯地区を中心に米麦集荷などを行う同市本町の株式会社植竹虎太商店へ出荷します。同商店に出荷する米農家を中心に組織する「北那須米の会」に所属し、毎月の勉強会や実地検討会に参加しています。


製作した機械。本体は20万円ほどで購入しました。

 散布車はブームスプレーヤーを改造したもの。製作のきっかけは米価の下落です。「元肥の一発肥料は1袋で4,000円ほどします。10aで6袋使うので、米価が下がって採算が取れなくなってしまいました」と話します。肥料代を抑えるため、元肥には安い肥料を与え、追肥で対応しようとしたといいます。





 経費を半分以下に抑えられる反面、暑い時期に動力散布機を背負って圃場を歩くのは転倒や熱中症などの危険があります。そのため、軽労化できる装置を開発しようと古いブームスプレーヤーを知人から安価で購入しました。

動力部分とタンク。 上部に大型タンクをドッキングしてあります。

 タンクは動力散布機に容量約100kgのローリータンクをドッキングしたものです。ビス留めの上、空気が漏れないようグルーガンで接着しています。廃材の足場パイプと鉄網で荷台を組み、300kgまで積載可能です。


 散布車は全長約270cm、車高約100cm、タイヤの太さ約10cm、タイヤ間130cm。座席左横のバーで散布のオンオフを切り替えらます。アクセルを踏めばPTOシャフトで繋がったタンク下のファンが回り、座席後部の動力部分から接続しているホースで粒剤を散布できます。


 人見さんは「合計400kgの耐荷重があります。10a約10kg使うので、肥料を取り戻る回数が減ります。車高が高く、稲に触れない点もいいです。高い場所からほ場を見渡せるので、重点的に追肥が必要な場所も一目で分かります」と話します。



着脱式草刈機も取り付け


 散布車には着脱式の草刈り機も取り付けました。ブーム部分に着脱用の金具を溶接、ゴルフ場などで使用する60cmの草刈り機を装着。畦畔にフィットするよう遊びの部分もつくってあります。

 「作業が1日で終わる上、疲労感が全くなくなりました。農作業を楽にするのは楽しいです。頭を使って物を作り、上手くいった時はうれしいです」と話し、これからも省力機械の製作に挑戦したいと意気込みます。




 



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