小山市天神のThe Golden Harvest of Japan(田村浩之代表取締役、38歳)は、「農業×美容」「農業×健康」をコンセプトに、栄養価の高いビーツを栽培しています。品種は「デトロイト」で、10aを栽培し、ジェラートやピューレに加工して販売もしています。

田村代表はオーストラリアの大学を卒業後、ニューヨークでの取材記者、下野市でのイチゴ農家の研修などの経験を経て、2016年に同団体を設立。

「家族を介護した経験から健康に携わる仕事がしたいと思いました。“必要とされる農業”がモットーです」と話します。
ビーツは地中海沿岸部原産の野菜で、見た目は赤カブに近く根を食用とします。
ビーツについて田村代表は「“食べる輸血”といわれるほど栄養価が高いです。特にNO(一酸化窒素)には血管の柔軟性を保つ効果も期待できます」とほほ笑みます。
播種から約3~4か月で収穫でき、1月播種のものは3~4月、8月播種のものは11月の収穫を目指します。

無農薬による栽培のため、ヨトウムシなどが付くこともありますが、その都度捕殺をします。
今後について田村代表は「まだ知名度の低いビーツをどう日本食に馴染ませていくか、どうすれば食べていただけるかを考えていきたいですね」と気持ちを新たにします。