「休耕田にブルーベリーを植えたのが始まりです。だいたい13年ほど経ちますね」と、優しい笑顔で話す那須烏山市の吉葉里子さん。夫の恒一さんと水稲3ha、ナシ1.9haを栽培する専業農家です。

ハウス2棟(152m²)にパッションフルーツやフィンガーライム、ジャボチカバなどが露地植えや鉢物えされています。気に入った果樹の苗木を家族にインターネットで注文してもらっているものがほとんど。種類は増え続け、13種になります。
温室は暖房設備も完備して寒さ対策は万全。中でもパッションフルーツをはじめ出荷可能な果実は、市独自の基準に適合した農産物「なすからブランド」の認定を受けています。地元直売所の「農産物こぶしっこ」と「龍門ふるさと民芸館」に通年出荷しています。
まだまだ品目を探す吉葉さん。「見事に実る時も思いのように実らない時も、それを見届けることが何よりも楽しみです。それが日々のストレスを忘れさせてくれるひと時となっています」と話します。
