さくら市鍛冶ヶ澤の社会福祉法人とちぎ健康福祉協会・桜ふれあいの郷(増渕研一所長、63歳)では、同施設で収穫したサツマイモを100%使用した「本格芋焼酎 郷のかおり」を2008年から販売しています。

施設は障害がある人の就労支援の一環として、自主製品を販売したいとの考えから事業を開始しました。
施設が所有する農場で農産班10人がの「ベニアズマ」の栽培を行います。協働事業者の株式会社白相酒造(那珂川町小川)で焼酎に加工されています。
昨年はサツマイモ約2tから4合瓶で2,000本を生産しました。
施設や施設ホームページ(HP)で販売する他、さくら市ふるさと納税の返礼品にもなっており、収益は施設利用者の労賃となっています。
アルコール度数は原酒が36~39度で、売れ筋は25度(1,340円、720mL)。
クセがなく、イモの風味が際立ち、焼き芋のような香りが感じられるといいます。25度はお湯割り、原酒は冷やして飲むのがお薦めです。
就労支援課の寺井俊平主任(43)は、「知名度がまだ低いので、まずは近隣のイベントやアンテナショップでブランド力を上げたいです。県内で地場産芋焼酎は珍しいので、そこをポイントにPRできれば」と話しています。
桜ふれあいの郷
住所:さくら市鍛冶ヶ澤157‐6
TEL:028‐682‐6611