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アンズの里へ 導入費助成や防除機貸与も

 那須町伊王野の「道の駅東山道伊王野」では、2014年から駅の敷地内でアンズ栽培を開始しました。当初3本しかなかったアンズの木は、現在300本にまで増えています。

「地域の特産品になってほしい」と話す沼井常務理事

 「アンズは県内ではなかなか見ない珍しい作物。競合がいないのはチャンスだと思い、栽培を始めました」と話すのは、管理を担当する沼井和志常務理事(63)。


 「病気や害虫にとても弱いため、細心の注意が必要です。始めは加工用の品種を定植していましが、虫害を受け、50本を生食用の『ゴールドコット』や『おひさまコット』に植え替えたこともありました」と話します。 

 収穫したアンズはシロップ漬けなどに加工され、道の駅で「アンズジャムソフト」や定食の天ぷらとして販売されています。沼井常務理事は「特に天ぷらは珍しく、他にはないと思います。ぜひ一度召し上がっていただきたいです」と話します。

 道の駅ではアンズ振興のために補助事業を実施。駅組合員を対象に、10本以上購入した組合員には助成金を支払います。



 この取り組みで現在、伊王野地区約1,500本が定植されています。防除が肝心なため動力噴霧機を導入し、組合員にも貸し出すなど防除体制を整えています。


 沼井常務理事は「栽培が難しくとても手間がかかりますが、伊王野地区が『あんずの里』として認知され、地域の活性化に結び付けば」と話してくれました。

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