アンズの里へ 導入費助成や防除機貸与も

 那須町伊王野の「道の駅東山道伊王野」では、2014年から駅の敷地内でアンズ栽培を開始しました。当初3本しかなかったアンズの木は、現在300本にまで増加しています。

 「アンズは県内ではなかなか見ない珍しい作物。競合がいないのはチャンスだと思い、栽培を始めました」と話すのは、管理を担当する沼井和志常務理事。


 「病気や害虫にとても弱いため、細心の注意が必要です。始めは加工用の品種を定植していましが、虫害を受け、50本を生食用の『ゴールドコット』や『おひさまコット』に植え替えたこともありました」と話します。 

 収穫したアンズはシロップ漬けなどに加工され、駅内の売店でアンズジャムソフトや定食の天ぷらとして販売されています。沼井常務理は「特に天ぷらは珍しく、他にはないと思う。ぜひ一度召し上がっていただきたいです」と話します。

 駅ではアンズ振興のために補助事業も展開しており、駅組合員を対象に、10本以上購入した組合員には助成金を支払い、自宅で定植してもらうなど、アンズの普及拡大に力を入れています。  

 この取り組みの成果で、現在では伊王野地区で約1500本のアンズの木が定植されています。防除が肝心なため動力噴霧機を導入し、組合員にも貸し出すなど防除体制を整えているそうです。


 沼井常務理事は「栽培が難しくとても手間がかかるが、伊王野地区が『あんずの里』として認知され、地域の活性化に結び付けば」と話してくれました。

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