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もち性大麦「もち絹香」 付加価値の高い農業を

 さくら市長久保の「農業生産法人匠屋株式会社」では水稲51haと小麦18ha、ビール麦8ha、もち麦7ha、大豆33ha、サツマイモ60aを栽培。土地利用型農業と農業の高付加価値化などに取り組みます。

買い手の気を引くようなパッケージデザインを心掛けています

 高付加価値化の一つに、2020年度から県育成品種のもち性大麦「もち絹香」を作付けます。土屋恭則代表取締役は「ビール麦と栽培が似ています。食べるときに麦独特のにおいが少ないのも特徴」と話します。匠屋では生産から精麦まで一貫して行います。道の駅きつれがわ(さくら市)や直売所で販売するほか、学校給食などに提供します。


 匠屋では労働環境と機械設備の充実を図り、省力化に努めます。2018年に乾燥調製施設を設け、複数台の乾燥機や籾摺機などを導入しました。


 氏家地区麦大豆部会の部会長を務める土屋代表。「もっと地元の生産者を増やしたいです。そのためにも地域での採種場づくりを進め、産地化・特産化を目指したいですね」と話します。


 今後の抱負について「農業は部会など人が手を取り合い、お互いに技術を磨くことが一番。『匠屋の農産物を買いたい』と言われる生産を続けたいです」と話します。

「若手の担い手などを育成するため、インターンシップの受け入れなどを行っています」と土屋代表

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