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みそはぎロード 美しい河川景観を

 大田原市中田原を流れる1級河川「巻川」の両岸にある「みそはぎロード」では、8月初旬からミソハギが開花を始め、8月中旬に見頃を迎えます。ミソハギは1m以上に成長し、土手が淡い紫色に染まります。

 「みそはぎロード」はボランティア団体「みそはぎ会」(徳原弘美代表、71歳)が管理し、同市の花の名所の一つです。


 十数年前に巻川の護岸工事が進み、川の両岸に舗装道路が整備され、徳原代表は「ここを地域の憩いの場としたい」との思ったといいます。そこで、知人から譲り受けたミソハギの株を植栽しました。


 作業する徳原代表の姿を見て賛同してくれた人たちとミソハギの株分けや植栽を進めたことが同会発足のきっかけとなりました。2010年には、行政と協力して環境美化に取り組むボランティア団体を県が認定する「愛リバーとちぎ」に参加しました。


 今では上深田橋から一里塚橋までの約260m区間の土手にミソハギやシバザクラが、護岸部にはイワダレソウが植栽され、開花時期は市内外から多くの人訪れるようになりました。


 同会は一年を通して花の株分けや植栽、除草作業を行っています。「10年前、花の植栽をはじめた時に思い描いた通りの景色となりました。ボランティアに参加してくれた皆さんに感謝したいです」と徳原代表。今後について「愛リバー活動を通じて、地域住民の憩いの場となるような美しい河川景観を育て、地域社会に貢献して行きたいですね」と話します。

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