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「第15回全農学生『酪農の夢』コンクール」で優秀賞!


 JA全農主催「酪農の夢コンクール」で優秀賞を受賞した栃木県立農業大学校畜産経営学科2年の糸川夏海さんに取材しました。

 同コンクールは今回で15回目の開催。「酪農」に対する夢や思いをテーマに将来の日本の「酪農」を担う学生たちの作文を募集し選出されます。


 糸川さんの「牛を愛する全ての人々が誇りを持てるように」という作品では、ジェンダーギャップについて自身の経験を踏まえた酪農に対する考えや目標が述べられています。


 幼少期に祖父が酪農を経営していたため、週末に父と一緒に手伝いに行くなど、牛が身近だった糸川さん。小学校のころから夢は酪農を考えていて、ほかに夢ができた時も酪農プラスαという形でした。


 埼玉の農業高校に進学し、3年生の時に参加した「未来の畜産女子育成プロジェクト」でニュージーランドに短期留学したことが自身の酪農に対する考え方に影響を与えました。


 同プロジェクトは全国から集められた農業高校の女子生徒20人が、生活を共にし、ニュージーランドで畜産を学ぶ企画。さまざまな牧場の視察や経営者、乳飲料メーカーの人々にインタビューをするなど、時間が足りないと感じたほどの充実した内容だったと振り返ります。


 「参加したメンバー全員が、酪農に対し大きな熱量を持ち、事前研修の時にはずっと牛や酪農の現状などについて語り合うこともありました。同じ環境下で酪農を目指す、共感し合える仲間たちと出会えてとてもうれしかったです」とはにかむ糸川さん。 



 仲間たちの姿から今までの自分の酪農をやりたいという気持ちに加えて、酪農に関する問題を解決するために酪農を経営したいと考え方が変わったといいます。



 現地では酪農業で活躍する女性経営者の姿が印象的で、「ニュージーランドの酪農は女性も活躍していて、働く人々がお互いに信頼し合い仕事に取り組んでいる様子が印象的でした」と話します。



 現在、卒論に取り組む糸川さんは「大きな目標に酪農を経営したいという思いがあります。将来を見据え畜舎の臭気対策の研究をしています」と話し、「将来は大人にも酪農の現場を知ってもらえるような酪農体験ができる都市近郊型牧場を経営することが目標です」と輝く笑顔を見せてくれました。