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2016年2月1週号トップ
良品多収のイチゴ作りへ 常に挑戦の気持ち


「お客さまとのつながりが大切」と坂斎さんと、妻の静子さん(66)


 農業用発光ダイオード(LED、別項参照)を昨年からイチゴ栽培に本格導入した、足利市野田町の坂斎農園・坂斎順一さん(68)は、「生産性の向上や減農薬につながれば」と期待を寄せる。新しい栽培法を常に模索している坂斎さんは「自分が良いと思うことをやる。人脈と、そこから得られる情報は貴重なものばかり」と話す。

 60年ほど続く同農園は、坂斎さんで2代目。現在イチゴ「とちおとめ」16.5a、水稲90aを栽培する。 以前は東京の衣類メーカーに勤務していたが、「農家の後継者に」という思いから30年ほど前に就農を決意した。

 同農園では、イチゴの親株500株から子苗1万2千株ほどを生産し、育苗に移る。1万株ほどを9月下旬に定植し、10月中旬ごろにマルチを敷く。収穫は12月上中旬から5月下旬まで可能だという。

 かつて酪農もしていた同農園での経験を生かす坂斎さん、土づくりは堆肥、米ぬか、ナタネの油かす、カニ殻などの有機肥料と化学肥料を混ぜたもの使用している。

 今年から黒マルチだけの通常通りの栽培法のほかに、黒マルチの上に白マルチを敷く栽培法を新たに導入した坂斎さん。「地温に差が出るほか、反射光の利用が春先にどのような差で現れるか期待している」とほほ笑む。

 イチゴは、自宅から300mほど南にある販売機だけで販売。市内外、関東圏、遠くは長野から足を運ぶ人もいるという。坂斎さんは「お客さまに満足してもらうことを最優先に、これからも減農薬や新たな栽培法に取り組んでいきたい」と気持ちを新たにする。






イチゴ用LED電球とは
アスター株式会社 垣田章夫代表取締役が紹介

@特徴

 イチゴ用のものは白色、赤色、遠赤色の3色の組み合わせで、特に白色が強く、作業灯としても使えます。作物に合わせた波長のLED電球を作ることができます。

Aメリット
 冬場の休眠防止、草勢維持、展葉促進による収量アップ、電気代削減などが見込めます。

B導入例
 イチゴ、キク、トルコギキョウ農家などで、北海道から鹿児島まで展開しています。